ベンチャー事業・企業が長期的に繁栄できる事業になる上での一般的阻害要因としては・・・
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元々の技術、製品やサービス等の事業シーズ自体の競争力の読みの誤算
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長期的に収益を上げられるモデルが見える前に大きなファイナンシングを行ったり、目的化したIPOに猛進
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自社の考えに確信を持ちすぎ、事業の可能性を過大評価
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事業を育成するための投資や期間の過小評価
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ベンチャーを創業するためのリーダーが、その時の経営に必要なスキルや謙虚さを持つことができない
上記はアーリーステージ(スターとアップ)ベンチャーでしばしば見られる失敗要因であり、また多くの大企業が技術型のアーリーステージベンチャーに投資をして成果が上げられない、いわゆるコーポレートベンチャリングの実績の悪さの要因でもあります。
しかしながら、この初期のフェーズを生き延び、一定期間の試行錯誤と実績を経たミドルステージベンチャーでも、必ずしもその先の成功が保証されているわけではありません。その要因としては・・・
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株式の上場を勧める証券会社が長期的な事業の可能性や維持可能な事業モデル確立を確認する前にIPOを行ってしまい、その結果ベンチャー側の意識もIPOが目的化し、肝心の強固な事業の構築や株式公開後できにくい活動がおろそかになる。そして、上場後にそうした課題が表面化する(ユニコーンが破綻、又は株価の低迷に苦しむ遠因)
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ベンチャーを創業するリーダーシップや組織運営と、そのベンチャーを長期的に発展させるリーダーシップや組織運営の違いに対応しきれない
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事業戦略、事業モデル、ファイナンシングモデル、組織運営体制の設計と人材調達と育成等への知見が不足しており、最適の選択ができない。
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事業のフェーズ毎のリーダーシップのニーズに的確に対応できない
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大企業や大手金融機関からの評価に耐えうる事業や経営、組織の仕組みが未整備
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ミドルステージに至るまでに色々な艱難辛苦を行う結果、一般企業として求められる要素を満たせなくなったり、矛盾が発生
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長期永続性がある業績を担保する事業モデルが確定できず、業績の積み上げ不足により、資金調達、大手企業との提携等への支障が発生。また大手企業や金融機関からの資金調達までの期間の構造改革を支える資金の不足も発生
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創業後の環境、競合、行政等の変化に対応できない
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大企業や金融機関と有効に協業できるための体制整備や、大企業側を説得したり意思決定させるスキル・経験が無い。
マイカホールディングスはミドルステージベンチャーが上記の課題を克服し、中長期的成長基盤を確立するための一定期間のサポートとその目的を達成するために必要な外部関係者との関係の構築や相互コミュニケーションのサポート、橋渡しを行うことが主たる業務です。
こうした企業の資金力の不足やコスト負担の問題を解決する為に、成功報酬の方式のフィーによるサポートを行うことをサービスの基本にしています。